コヒナタワーゼの小部屋

Seek ye first the Kingdom of God And His righteousness. And all these things shall be added unto you. Allelu, Allelujah!

0504

最近読んだ本について覚えているものをつらつらと

 

 

「コミュ障」の社会学

「コミュ障」の社会学

  • 作者:貴戸理恵
  • 発売日: 2018/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
愛するということ 新訳版

愛するということ 新訳版

 

 

 一番初めに批評理論入門を読んでから批評理論に興味が出てしまった。読んでみると構造主義やらめちゃくちゃ哲学用語じゃないですか私の大好き分野。ついでに倫理についても勉強してたのでめちゃくちゃ相乗効果でてました。(まだ消化しきれていない)

卒論が歴史認識西洋史学)なので歴史認識についての文章読解もできる読解の幅が広がりそうだなと。

経済に興味があるので(今回のコロナ禍の影響)でまずは思想から入ろう!と思った、思想哲学好きでした。とりあえずマルクスはすごいね。ハーバーマスアーレントの系譜は3回生の時のメインテーマだったので考えを補強できた感じです。

コミュ障の社会学は読んでいる最中。浪人期に鬱になりかけた私にとってはね、社会に置き去りにされそうになった恐怖感がよくわかるんですよね・・・・

そして最後にフロムの愛するということ。読めて良かったです。愛に関しての考えがしっかり持てましたというか。

私は家庭環境が悪かったので、そもそも愛は人を堕落させるものであると考えていたのです。というのも、(自立していなかった)母親が離婚したっていうのに、また離婚したはずの父親に頼ったから。信念を愛にかき消されるほど、自分の意思をそんな、他者への愛とかそういったもので消されるなんてなんて嫌な、屈辱的なんだろうって考えてました。だから、私はその日から一人で生きていけるように、特に男性には頼らないようにと生きてきました。

まあ、そこで、異性や愛を排除したことは私の未熟だった点と言わざるを得ませんが。私は父親が母親にもっと離婚する前から、助けてあげてほしいということを期待していたのです。だけどその感情は父親と母親を対等なもの、立場としてみていませんでした。助けて欲しいと期待していたのですから。

だから、家庭環境は誰のせいでもなかった。被害者は私たち。だけど、いま私たちは幸せにやっていけているからこの話はここで終わりでよかったのです。

愛は人を堕落させるものであると捉えていました。違います。愛は与えるものです。それは兄弟愛とか人類愛とか、そういったいろんな種類の愛があるのです。与えることで、与えた人の影響が私に影響を与える。その影響を受け取ることはどれほどの幸せでしょう。

とうつらうつら書きつつ、こんな考えをまとめられたのも電話に付き合ってくれた兄弟のおかげなんだよな・・・と思い返した。コロナ禍ではあるけれど、コロナ禍の影響で電話をする機会が増えて考えがまとめられているのは今の時間を無駄にしていない感じで少し自信(?)を持てます。