コヒナタワーゼの小部屋

Seek ye first the Kingdom of God And His righteousness. And all these things shall be added unto you. Allelu, Allelujah!

「魅せられたる魂」本まとめ

  まだ読みきれてはいないのだけど、私はロマン・ロランの「魅せられたる魂」の語呂が好き。私はカトリックの求道者であって、私の神さまに見せられているような気がするから。

 

わかる人ならきっとわかるであろう、私の「魅せられたる魂」リストを書くことにする。

 

▫️目次

1、狭き門

2、テレーズ・デスケル

3、道徳形而上学原論

4、中原中也全集

5、キリストに倣いて

6、方法序説

 

 

7、fate/stay night 及び fate/hollow ataraxia

8、デミアン

 

1、狭き門 

狭き門 (新潮文庫)

狭き門 (新潮文庫)

 

 私の原点。今でも敬愛するアリサ、ふと気を緩めると思い浮かべてしまうアリサやジェロームのいる風景。あまりに美しくて貴くて話すことも憚られる作品。「君はどんな人になりたいの?」と言われると「アリサみたいな人に」と毎回答える日々です。

 

 

2、テレーズ・デスケル

 

テレーズ・デスケルウ (講談社文芸文庫)

テレーズ・デスケルウ (講談社文芸文庫)

 

  夫を殺そうとした女の話。自身が女であって現在の男女の違いに疑問を抱いている身としてはテレーズを責められない。環境がテレーズに引き金を引かせた。私は現在の時代の普通に結婚したら、という考えの上で読んだ。その上で読んでみると、自分が辿りそうな運命の一端を見せてくれたような気がしたのだ。

 話すとややこしくなるため割愛するが、私は両親の不仲のせいで他人についてはどうも思わないものの、自身について恋愛そのものを嫌悪している。そのせいで運命の端の一端を見せてくれた気がする作品。

 

3、道徳形而上学原論

 

道徳形而上学原論 (岩波文庫)

道徳形而上学原論 (岩波文庫)

 

  「汝の意志の確率が常に同時に普遍的立法の原理として妥当しうるように行為せよ」私の考え方の基本となったもの。倫理学に引き込まれた理由。イマヌエル・カント倫理学は魅力的である・・・。

 

4、中原中也全集(日記・書簡)

 

中原中也全集〈第4巻〉日記・書簡 (1968年)

中原中也全集〈第4巻〉日記・書簡 (1968年)

 

 「私は私が感じ得なかったことのため罰され、死は来たるものと思う故・・・・」中原中也のこの一節とっても好きでどうしても心の奥底から離れないんですよね。そんな中也さんの日記。読んでいると、自分を高みにおいておこうとしていたことがよくわかる。私もただ美しく、正しく生きたい。そんな自分の考えと同じような考え方をしている人がいた、その事実が衝撃的だったのです。

 倫理が目標なら中也の日記は自分らしく精一杯生きた人の事実の断片。この事実と日記がある限り、私を支えてくれるだろう。

 

5、キリストに倣いて

 

キリストにならいて (岩波文庫)

キリストにならいて (岩波文庫)

 

  聖書はちょっとカテゴリ違うかな?と思ったのでこちらをあげる。何だろう、こう、一番まとまってる教本的な感じがするのですよね。肌身離さずもってたい一冊

 

6、方法序説

 

方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

 

 思考の枠組み。 考え方について書いてある書。思考方法についてとっても参考にした、いわば思考のバイブル

 

 

 

7、fate/stay night 及び fate/hollow ataraxia 

Fate/hollow ataraxia PlayStation Vita the Best

Fate/hollow ataraxia PlayStation Vita the Best

 

  ありがとうというかこの作品のせいでというか。本を読もう、教養をつけようと思ったのはゲーム好きの私がFate作品を行なって登場人物の生き生きとしてる姿、その哲学に憧れたせいなのです。この作品がなければカントに没頭するわけでもなく、読書をするわけでもなくただ有益な、ビジネス書のみを読んでいたのではないでしょうか。芸術を価値あるものと認めず、有益なもののみがただ有益という考え方でした。いわば、精神的に考えることのできるきっかけを作った。

 ただ、こうして知ってしまったことで何回も苦労させられたし、ただ生きていくことも難しくなってしまったけれど。だって、世界は思っていた以上に複雑だった。宴会場で食事を持って行って楽しそうな家族の姿の未来を考えて泣きそうになってくる。ああ、でもそれでも出会えてよかったよ。今では西洋文学だいたいマスターしちゃったよおおおおおおおお大方の人と読書なら大抵ついているようになってしまった

 

8、デミアン(おまけ2)

 

デミアン (新潮文庫)

デミアン (新潮文庫)

 

  私がこちら側の世界に入ったきっかけ。Fateの次にこの作品を読んだ。「雛鳥は殻を破ろうともがく」この言葉が少女革命ウテナにも出てきたときには驚いた。光の世界と闇の世界。カインという存在にも興味を抱き、聖書を読むようになりました。自分は自分で生きていかねばならない。そんな当たり前のことにいくら感銘を受けたことか。

 

 

これ以上編集してると永遠に終わらなさそうなのでここまで。また未来書いてみましょう。ありがとうございました。